適切な治療を!動悸になったときの対処法

日常生活で何も特別なことが起きていない時に動悸が起こる場合は、さまざまな原因が考えられます。心臓自体が病気の場合や、心臓以外の内臓が病気の場合、ストレスなど心因性が元となっておこる場合などが主にあげられます。心臓が原因の場合は、急性心不全や、心臓弁膜症、心筋炎、肥大型心筋症、不整脈などのおそれがあります。心臓以外が原因の場合は、鉄欠乏性の貧血や、甲状腺機能亢進症、低血糖症などがあげられます。

心因性の場合は、心臓自体には問題がないのに、動悸がおこる症状です。動悸の他にも胸痛や、呼吸困難の症状がでる場合もあります。心因性の中にはパニック障害も原因のひとつです。動悸の他に、胸が苦しくなったり、ふるえやめまい、吐き気や冷や汗がでてきます。

一度発作を経験すると、再度発症する不安が高まってしまい、繰り返してしまう可能性が高まります。これらの症状がでたら、心臓の病気なのか、心臓以外の病気なのか、心因性のものなのかをしっかり見極めて、適切な治療をする必要があります。原因によって、診療をうける科が異なってくるので、心療内科や精神科、心臓外科など、動悸の元となっているものを突き止めることが、何よりも大切です。