自分のために気をつけたい!癌のリスクが高まる行為

癌の発症リスクを高める行為は、何といっても喫煙です。タバコにはタールをはじめとして少なくとも数十種類の発癌物質が含まれています。自分からタバコを吸う「能動喫煙者」は、非喫煙者に比べて、吸う本数が増えれば増えるほど肺癌で死亡する確率は高くなっています。喉頭にできる場合には、極論を言えばほとんどの原因がタバコのせいであるといえます。

また、喫煙者の場合には膀胱に発生する場合も多く見られます。喫煙者は、「今さらタバコをやめてもどうにもならないだろう」と考える人もいますが、禁煙から時間がたてばたつほど、発症するリスクは減少していきます。例えば禁煙後約10年で、死亡する危険性は非喫煙者とほぼ同じになりますので、早期に喫煙をやめることが大切になります。

また、癌は生活習慣病の1つです。肥満は胸、食道腺、大腸、子宮体、腎臓に発生するリスクを高め、アルコールの過剰摂取は口腔、咽頭、乳、肝臓、食道に発生するリスクを高めます。つまり暴飲暴食も発症の可能性を高める因子となるのです。あくまでも可能性であり、暴飲暴食をしている喫煙者が確実に癌を発症するわけではありませんが、そうでない人と比べて確率は上がっていきます。