早期発見するのが難しい?動脈硬化の症状と改善策

生活習慣病の一つに動脈硬化があります。これは、血管が弾力性がなくなり硬くなってしまい、血管がもろくなって危険な状態になっていることを指します。

起こる原因は、ストレスや喫煙、運動不足もあげられますが、血液の中にコレステロールや中性脂肪がたまりすぎてしまい、血液がドロドロになることが大きな原因となっています。本来血液はサラサラとしており、血管内をスムーズに動き、酸素や栄養を運んでいますが、ドロドロとしたものになると血液を隅々まで送ろうと血圧が高くなり血管に負担がかかった状態になります。はっきりとした自覚症状がないため、早期発見が難しく、狭心症などの心臓の疾患や脳の血管障害が起きてから気が付くこともあります。

血液検査を行うと悪玉コレステロール値や中性脂肪値がわかるので、数値を見て標準より高い場合は病院にて定期的に検査を行い、投薬や生活習慣を見直すなどの治療を開始します。また、食事内容としては、動物性脂肪が多いものを食べてしまうと血液の中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えてしまいます。これらは、増えすぎてしまうと血管の壁に付着してしまうことがあるため、食物繊維やビタミン類を多くとるなどバランスよく食べることが必要です。