健康で長生きすることは人類みんなの夢と言っても過言ではないでしょう。たとえ100歳まで生きられたとしても、寝たきり生活が長く続くのであれば、健康的に生きているとは言えません。
普段の生活に他者からの助けがなくとも健康的に生きられる期間のことを「健康寿命」といいます。2000年にWHO(世界保健機関)が提唱して以来、多くの雑誌などでも取り上げられており、健康に気を使っているのであれば誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。
健康寿命は平均寿命よりも短いです。健康寿命を長くなればなるほど、年をとっても人からの助けを受けずとも自立して生きられるため、医療費や介護費の負担が少なくなり、家計への影響が軽くなることが期待されています。
自立して長生きするためにはこんなことに気をつけましょう
1.食生活の改善
健康な食生活であれば生活習慣病にかかるリスクを大幅に下げてくれます。特に気をつけたいのは塩分です。塩分は普段の食事でなにげなく口にしてしまいがちです。減塩しょうゆを使う、料理の味付けにはだしを使うなど、気づいたときから塩分の取りすぎには気をつける必要があります。
また、食事と合わせて飲酒や喫煙習慣についても見直しましょう。飲酒のしすぎは肝硬変などの病気をもたらすだけでなく、全身疾患にもつながるといわれています。また、たばこの煙には約200種類の有害物質と約70種類もの発がん性物質が含まれています。どちらも急にやめることは難しいですが、少しずつ減らしていくことで健康寿命を延ばす手助けとなります。
2.適度な運動
「ロコモティブシンドローム」という言葉を知っていますか?「ロコモ」と略されることもあります。これは、運動器の障害が原因で移動能力が低下した状態を指し、2007年に提唱された比較的新しい概念です。
運動器に障害をきたすと日々の移動に苦労し、結果的に日常の自立度が下がりやすいということがわかっています。一説によると、足腰の衰えはなんと30代からはじまるといわれています。そのまま何も対策をしなければロコモティブシンドロームまっしぐらです。
足腰の老化を防ぐためには日ごろの運動が重要です。ウォーキングやジョギングといった運動を取り入れるだけでなく、スクワットや片足立ちなども効果的と言われています。もちろん、日々の生活の中でエスカレーターではなく階段を使うなどのちょっとした運動を取り入れることも効果的です。
3.歯や口内環境の手入れ
歯と健康は一見関係ないように見えますが、そんなことはありません。自分の歯で食べられる人とそうでない人では認知症の発症リスクに有意な差があるといわれています。普段の歯磨きを丁寧にするだけではなく、定期検診に行き口内トラブルを未然に防ぐことも重要です。
また、歯並びが悪い人は歯磨きで磨き残しが出やすく、また、かみ合わせが悪いことが原因の肩こりや頭痛などが発生することが分かっています。健康に長生きするためにも、歯列矯正を行ってはいかがでしょうか。歯列矯正は子どもだけではなく、大人も行うことができます。しかし、大人の歯列矯正を請け負っている歯医者さんはあまり多くありません。呉市の矯正歯科・せとうみ歯科医院のように、実績が豊富な歯医者さんに相談することで自分に適した歯列矯正を受けることができるでしょう。
平均寿命は延び続けていますが、健康寿命はそうではありません。1人ひとりができることから気をつけることで、健康寿命は延ばすことができます。